自律神経の
調整メニュー

内臓の働きや代謝、体温などの機能を調整することが、自律神経の主な役割です。
24時間働き続けているため、意識して動かすことはできません。

また、自律神経には「交感神経」「副交感神経」の2種類があります。

●交感神経

昼間や活動しているときに活発になる神経です。

・血圧が上がる
・瞳孔が拡大する
・心と身体が興奮状態になる
・心臓の鼓動を早まる

上記のような働きがあります。

●副交感神経

夜間やリラックスしているときに活発になる神経です。
次のような働きがあります。

・血圧が下がる
・心拍数が減少する
・瞳孔が収縮する
・心と身体が休んでいる状態になる

●自律神経失調症

交感神経と副交感神経のバランスが崩れて、身体の不調が出る状態を「自律神経失調症」といいます。
若い方から高齢の方まで、年齢を問わず発症する可能性があります。

自律神経失調症には、次のような原因が挙げられます。

・身体の冷え
・睡眠不足
・食事の変化
・ホルモンの変化（産後、更年期）
・会社や家庭のストレス

などです。

●自律神経失調症の症状

「全身的症状」「器官的症状」「精神的症状」分けて考えられます。

・全身的症状

倦怠感、疲労感、不眠など

・器官的症状

頭痛、動悸、息切れ、めまい、のぼせ、発汗、立ちくらみ、下痢、便秘、冷えなど

・精神的症状

情緒不安定、イライラ、不安感、気分の落ち込み、うつなど

自律神経調整とは、その名の通り、自律神経のバランスを改善をするための施術メニューです。

●施術内容について

・手技療法

当院の自律神経調整メニューは、基本的に手技療法で行います。
手技療法によって、骨盤・背骨のゆがみを調整したり、筋肉のコリや張りをほぐしたりしていきます。
自律神経が乱れる原因としては、筋肉の過度な緊張や骨格のゆがみなどが考えられます。

・アロマの使用

リラックスした状態で施術を受けていただきたいため、手技療法の際は「アロマオイル」を少量使用します。
アロマオイルの香りには、リラックス効果があるといわれています。

また、アロマオイルの香りは、直接脳に刺激を与えると考えられています。
大脳辺緑系は、自律神経や欲や感情などの本能を司る部位です。
直接、大脳辺緑系など脳の中枢に働きかけることにより、素早く心身が反応していきます。

●当院の施術で使用する機材について

手技に加えて、機材を用いる場合もあります。

・ハイボルト（ESー5000）

ハイボルト（高圧電流）で、脊椎の自律神経を司る箇所に刺激を与え、交感神経と副交感神経のバランスを調整する作用が期待されます。

自律神経の調整メニューのメリットは、薬に頼らずに自律神経の調整が期待できることです。
また、それ以外にも次のようなあげられます。

●意欲促進

自律神経が乱れていると、ストレスがたまりがちになり、意欲や集中力が維持しにくくなります。
また、交感神経が優位な状態でイライラしていると、仕事や勉強、スポーツのパフォーマンスに影響を与えることがあります。

自律神経の調整メニューにより、自律神経のバランスを改善することで、やる気のアップやパフォーマンス向上につながります。
さらに、自律神経が整うと、副交感神経の働きで効果的に身体の疲れが取れるため、仕事や勉強に集中しやすくなります。

●筋肉の緊張の緩和

副交感神経の働きでリラックス状態になると、筋肉がゆるみ、筋肉の合間を通る血液やリンパなども流れやすくなります。
自律神経の調整メニューにより、肩こりや腰痛の改善・予防も期待できるのです。

●睡眠の質が上がる

自律神経の調整メニューにより、自律神経を整えることで、身体をしっかりと休められるようになります。
リラックス状態にスムーズに入ることで、睡眠の質が向上することが期待できます。

●ストレス発散効果

自律神経の調整メニューにより、精神を安定させる働きのある「セロトニン」の分泌が促されて、不安や不満を軽減させてくれます。

当院では自律神経調整メニューを取り入れています。

日頃の不規則な生活や産前・産後・のストレスなど自律神経が乱れてしまう原因はさまざまです。
自律神経の乱れからくる身体の負傷はさまざまです。
また、お身体の疲労は自律神経の乱れからくることもあります。
当院ではお薬を服用するのは最終手段にしたいと考えています。

まずは自身の回復力を最大限に信じて地道にはなりますが出来ることから始めていく。
自律神経が乱れると【筋肉が硬くなる→血流が悪くなる→代謝が下がる→意欲が低下する→思考が更にネガティブになっていく】負のスパイラルです。
身体の緊張を手技とハイボルテージを使用し緩和していき、最後にアロマオイルを使用し相乗効果を狙います。

注射やお薬のような即効性はもちろんありませんが、定期的にお薬を飲まれていた方が気づいたら飲む頻度が少なくなっていたり、地道にコツコツと続けていくことで自力でなんとかしようとする身体作りにつながります。