肩こり

肩こりの大きな原因として、血行不良があげられます。
血行不良を起こす原因として次のようなものがあげられます。

●低血圧、高血圧

血圧が低いと、十分な血液が供給されず細胞が酸素や栄養素が行き届きにくくなるといわれています。
また、血圧が高いと交感神経が優位になるため、血管が収縮して血行不良となり肩がこりやすいと考えられています。

●不良姿勢

「背中が曲がった姿勢や」「座る際に骨盤が前にでたような姿勢」は身体には大きな負荷がかかります。
不良姿勢による負担が大きいほど、関節にも硬さや変形が生じる可能性があります。
また、同一姿勢を長時間つづけることも、不良姿勢や肩こりの原因になります。
昨今では、デスクワークが原因で肩こりが多くなってきていると考えられています。

●運動不足

運動不足は、血流を低下させる原因になります。
血流が低下すると老廃物がたまりやすくなるため、こりが起こりやすくなります。
肩こりに関係する筋肉はいろいろありますが、おもに首の後ろから肩、背中にかけて張っている僧帽筋という幅の広い筋肉が中心です。
この僧帽筋を含めた肩の筋肉に老廃物がたまることで、肩こりが生じます。

肩こりは、肩から首、肩甲骨にかけての筋肉の張りや痛みがつづく症状が特徴です。
さらに、肩こりがひどくなると、頭痛やめまいをともなうこともあります。
次に、肩こりで併発する症状についてご説明します。

●肩こりの症状

・頭痛

肩や首のまわりの筋肉が緊張し、血行不良になることで肩こりの他に頭痛を併発することがあります。
血行不良になると、頭蓋骨を覆う筋膜が痛みに対して敏感になって頭痛が発生すると考えられています。

・目まい

こりがひどい方は首まわりの筋肉の緊張が強くなっており、その筋肉の硬さが周辺にある神経を圧迫します。
頸部にある神経は自律神経にもつながっているため、神経の圧迫によって自律神経に乱れを起こして目まいが生じると考えられます。

次に、日常生活で行える肩こりの対処法や予防法についてご説明します。

●肩甲骨をよく動かす

肩甲骨を動かすことは、肩まわりの血行促進につながり肩こりの予防効果が期待できます。

・肩甲骨を動かす体操のやり方

①座った姿勢になります
②腰はそらさないようにして背筋を伸ばし、両腕を斜め上に向けてバンザイをします
③肩甲骨同士を背中の中心に引き寄せるように、両肘を3秒かけて斜め後ろに引いてください
④③の姿勢で、呼吸を止めないように5〜10秒キープします
⑤②〜④を5〜10回繰り返します
なお、呼吸の秒数や回数はご自身の無理のない範囲で行いましょう。

●適度な運動

肩こりは、同じ姿勢の継続や運動不足が原因で起こることもあります。
そのため、肩こりに悩んでいる方は適度な運動を日常生活に取り入れてみましょう。
肩周囲の筋肉の血行を促進するには、ウォーキングなどがおすすめです。
腕をしっかり振って、肩まわりの筋肉や関節を動かせるため肩こり改善が期待できます。

●湯舟につかる

湯船につかることで、血行促進効果が期待できます。
40℃くらいのお湯に20分ほどつかり、少し身体を動かしたり、マッサージをしてみましょう。

●ストレス発散する

精神的ストレスが強まると自律神経のバランスが崩れやすくなります。
精神的に追い詰められたり緊張状態が続くと、交感神経優位になることで血管が収縮し、肩こりの原因になると考えられています。
忙しい毎日の中で、自身にあうリラックス法を取り入れてストレスを発散させましょう。

肩こりの原因は不良姿勢・運動不足・デスクワーク・ストレスと原因は様々です。
いずれの原因も共通の症状は筋緊張です。
筋緊張は「頭痛」「目まい」など、肩こり以外の症状も引き起こしかねません。
筋肉が緊張すると、血管を圧迫し血流が悪くなります。
血管は酸素を運ぶ働きもしているので脳に酸素もうまく運べなくなり、頭痛や目まいが起きます。
立体動態や3DMENSといった「電気療法」と「手技」でしっかり筋肉の緊張を緩和しながら血流の循環を良好にします。
姿勢不良による歪みがある場合は矯正メニューにより根本から整えていきます。

肩の痛み、はりなど、つい放置してしまっていた身体の違和感はお気軽に当院にご相談ください。